ノロウイルスは、食品の中で増えることはありませんが、熱に強く85~90℃で90秒以上加熱しないと死滅しません(通常の細菌は75℃、1分で死滅)。また、10~100個程度の少量でも感染が成立してしまうため、予防が大変難しいという特徴があります。
細菌性食中毒予防の三原則は「1.付けない、2.増やさない、3.殺す」ですが、ノロウイルスの場合、食品中で増えることがないため、「増やさない」対策は通用しません。また「殺す」対策も死滅温度が高いため不完全になりがちです。
上記の理由から、ノロウイルス対策には「付けない、持ち込まな」対策が欠かせない有効な手段になります。これには正しい手洗い方法、有効な消毒方法、ウイルスを拡散させない嘔吐物の処理方法などの知識を習得しておく必要があります。
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